こんにちは、くっきーです。
先日、高校時代の親友と15年ぶりに会いました。親友というよりはむしろ戦友と言った方がしっくりくきます。
今から30年前、天理高校に入学し柔道部に入部、柔道部寮・火水風寮に入寮した12名の中にKと僕はいました。当時の天理高校柔道部は、3年生キャプテンが高校無差別級チャンピオン、2年生に全国中学重量級2位、全国中学中量級チャンピオン、全国中学軽中量級チャンピオン、全国中学軽量級チャンピオンが在籍しており、同時に入部した同級生も全国中学重量級3位、全国中学団体3位、全国中学団体ベスト8と全国の猛者中の猛者が集まって形成されていた超高校級の柔道部として全国にその名を轟かせていました。
Kは前述の全国中学団体ベスト8のメンバーとして鳴り物入りで入部した逸材でした。しかも柔道を初めてまだ2年足らずというものでした。
僕はというと小学4年生から町道場に通ってはいましたが、臆病な性格が災いしてか成績とは無縁の競技生活で鹿児島県大会ベスト8がせいぜいで、柔道は仲間とワイワイ楽しんで稽古しているといった程度でした。そんな僕がナゼ天理高校柔道部に入部したのか?実家が天理教の教会であったため、天理高校を受験したら合格したため部活は柔道部かなっ、そんな軽い感じでした。「知らぬが仏」とはよく言ったもので、何も知らないからこそそんな無謀なことが出来たのだと今更ながら思います。
そんな猛者ぞろいの柔道部で、しかも同じメンバーでの寮生活、1年生の時は24時間365日逃げ出すことを考えていたくらいです。Kもそうだったと先日語ってくれました。
そんな彼ですが、腎臓に重大な病気を抱えています。5年前からその病気と付き合っているということですが、この病気にも負けずに逆になにくその精神でやっていけてるのも高校時代三年間のしんどさにくらべたら大したことないと笑って返しました。
そして何より、
確かにいま生きていられるのは奇跡だから好きなように生きるって言ったけど、ワガママ、傍若無人にって意味ではなく、純粋に生きて行くって事なんだな。
今のご時世、社会の圧力などもあり、間違っている事を間違っている!と言えない社会性、それを主張すれば正論なのに淘汰される理不尽と戦って生きたいだけなのである。世間から見ればただの偏屈馬鹿だろうけどね~間違ってまで長いものに巻かれる事は出来ない。
「純粋にただ純粋に生きる」
が我が人生のテーマである。
と話してくれたのです。
最近小さいことで、ああでもないこうでもないと悩んだり心倒したりしていた自分がアホみたいに感じたのです。
そう言われたら僕が生きていられるのもまさに奇跡なんだと、当たり前は当たり前ではないと改めて気付かせてくれました。
そして、自分がやりたいことをしっかりやることも教えてくれました。
そんな彼が臆面もなく
「今俺があるのはカミさんのお陰や!」
と語る言葉に高校時代にはなかった彼の強さをあらためて垣間見ることが出来ました。
親友よありがとう!
おわり